当時の相仙は「AISEN TEA HAUSE」と横文字看板を掲げ、早くからウィスキーやワイン、コーヒー、紅茶などをメニューに入れて外国人遊覧客を積極的に接待していた。

「相仙」の名づけは、伊藤博文。

相州の「相」と主人の神戸せんの「せん」の名をとった。

せんの兄義男は幕末の剣豪齋藤弥九郎門下の師範格の剣士で維新後流浪の末、伊藤博文の用心棒をつとめた。
その縁で妹が駅前に茶店を出すことになり、以来伊藤博文は小田原従来の都度、相仙で待合いの時間を過ごした。

そのもてなしの心は、いまも受け継がれている・・・

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